• お決まりの感謝は、無いほうがいい

しかしいくら考えてもそれが何かはわからない確かなのはおしゃれな髪型ではないということだ客からはクレームを受けすっかり意気消沈した夫は仕事を休むことになった仕事は私が頑張るからゆっくり休んで夫にはそう声をかけたが音
はあーと力のない声で答え詐欺コッタそんな夫を見ても私は彼の才能を疑っていなかった本当には確実に才能があるその才
能が今はちょっとおかしなベクトルに傾いてしまっているだけだろうまた切りたくなったら切ればいいよそんな私の励ましに彼は母とまた力のない声で答えたそんな音だったがある時また覚醒したなが今度の覚醒は美容師としてではなか
った夫の覚醒を見て私はあの時もっとの切った髪型を見て何かに似ていると思ったがこれだったのかと納得した私は夫の出ている雑誌を誇らしい気持ちで眺めた雑誌の表紙にはこんな見出しが踊っていた